3/11 東日本大震災 メモ
まさゆめ〜 新しい地域づくりのはじまりを見る
かなり年月が過ぎましたが、今日は、あの悪夢のような大震災で瓦礫の原になってしまったところにきています。なんか、うそのような風景が穏やかに続いています。 海に目を移すと、太平洋が広がり白波が静かに打ち寄せているのが見えます。穏やかなひとときです。浜に沿うように、かつての松林を見るような光景が見渡せます。やや高台になっているようですが、前面に防潮堤を築いてあることに気づきます。 この防潮堤の前には、連結された円柱の杭が整然と並んでいて、なんか抽象画でも見るような珍しい光景が延々と続いています。 これは、津波が来たときに波の強さを低減するものだそうです。直接防潮堤に衝撃を与えないようにとの作戦のようです。仮に堤防を越えてきても静かな波になっていることを祈りたいと思います。そのときには、松並木も一緒に浸水や水害を防いでくれると期待しています。この防潮堤と松林が一体になった盛土は背後の集落や農地を守ってくれていると思うと、実にたのもしい助っ人という感じがします。 そして、この盛土の裾には、大きな堀があって、豊かな水がとうとうと流れ、岸には桜の並木が見え、季節ごとに風情のある水郷の風景になっています。この堀は、かつての貞山堀と呼ばれていたものを付け替えたそうで、これから観光資源に利用されているそうです。 そして、右手には農地や大規模な大型フレームが工場のように、水田と混在しながらも整然とならび、新時代の農業基地を感じさせます。この地域では風力発電や太陽光発電、バイオマス発電といった自然エネルギーを駆使した熱供給システムが整備され、農業や一部は集落の家庭用にも利用されているそうです。集落はやや高みの盛土したところにあって、農地との距離も快適に守られている印象です。家屋の屋根には新しい太陽光パネルがあり、きらきらと光輝いています。ここでも自然エネルギーを活用しているようです。 また、家屋の周囲は樹林に囲まれていて、屋敷林(イグネ)が形成されています。ケヤキの樹形が目立つ、この付近のかつての風景を思い出させてくれています。 そして、回廊風に見えるものがあります。避難用の通路で、ぺデストリアンデッキと呼ばれるものだそうです。津波などがあったときには、これを利用して高台へと移動できる施設です。この中は階段などがあって、高齢者などへも配慮した避難ツールになっているそうです。たぶん、動力は自然エネルギーを蓄電したものと供給電力とのハイブリッドになっているのかも知れません。 まさに、ここには人と環境が共生したグリーンツーリズムにもとづく理想郷を目指しているようにも思えて感動しています。とそのとき、この太陽と緑の地に、清々しい心地よい風が吹き抜けていきました。 悲しみを 越えた挑戦 果敢なり 次の世代の 糧となるべし
